オスカー・ピーターソン・トリビュート・コンサート'96オムニバス
ユニバーサルクラシック
発売日 1997-04-25
トリビュートといっても追悼盤ではない。オスカー・ピーターソンはれっきとした現役である。96年10月1日、ニューヨーク・マンハッタンの名門タウン・ホールで行われたこのワン・ナイト・スタンドは、ピーターソンの功績を讃えると同時に、彼の体調の復活を祝うという、もうひとつの目的もあった。
91年3月に「ブルーノート」に出演して以来、腱鞘炎などに悩まされ、しばらくクラブ・ギグもツアーも休止し、限られたレコーディングだけを行う演奏生活を続けてきた。それが94年ごろから復調の兆しをみせ、このコンサートの4か月前には、ロイ・ハーグローブのアルバムとコンサートに参加するまでになった。
ワン&オンリーなピアニストの第一線復帰は、当然のことながらジャズ界のビッグニュースとなった。この時オスカー・ピーターソンは71歳であり、ピアノに向かって流暢に指を動かし、ご機嫌なプレイを繰り広げている。(高山武樹)
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