忍者ブログ
トリビュート・アルバムの名作・迷作の紹介
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

山口百恵トリビュート Thank You For...(CCCD)山口百恵トリビュート Thank You For...(CCCD)
オムニバス
Sony Music Direct
発売日 2004-05-19




引退から25年、名曲の数々が違った雰囲気で味わえます 2005-07-30
山口百恵が1980年秋に芸能界を引退して早25年が経ちました。それ以降一度もテレビに登場しなくなりましたので、今や「伝説の歌姫」という存在になりましたね。 このCDは、そんな山口百恵の残した様々なヒット曲を、彼女の歌を愛した第一線のアーティストが、その個性を生かして繰り広げた歌の競演とも言えるトリビュート・アルバムです。藤井フミヤの「ロックンロール・ウィドウ」は、原曲とは全く違う魅力を感じました。R&Bのアレンジがカッコ良く決まっています。これはこれでOKですね。
福山雅治の「秋桜」は熱唱でした。彼女のファンだった福山の思いがストレートで伝わってきます。百恵ちゃんへのオマージュのような仕上がりです。
つんく♂の「さよならの向う側」は、惜しいですね。あの引退時の名唱が耳に付いていますので、それと比較すると雰囲気が劣るように感じられ残念でした。解説によると、つんく♂は心をこめて歌っていたようですが。
中森明菜の「愛染橋」は、とてもしっとりとした情感が感じられ、明菜の曲として十分に消化されていました。
PUFFYの「ひと夏の経験」のように、全く違うアレンジや歌い方は、面白く聞きました。ただ、コアな百恵ちゃんファンからは顰蹙されるかも知れませんが・・・。
辛島美登里の「プレイバック Part2」スパニッシュ系のギターのアレンジや、サーカスの「しなやかに歌って」のハワイアン調のアレンジは、オシャレでしたね。
ここまでくると別の曲に聞こえますね。もっともそれはそれで、作詞阿木燿子、作曲宇崎竜童、というコンビが創り出した70〜80年代の和製ポップスの名曲が、21世紀にまた光があたるわけで評価できると思います。このようなトリビュート・アルバムは、山口百恵の歌声や曲を知らない若い世代にはとても新鮮に映ると思います。ただ、熱狂的な百恵ちゃんファンにとっては、どうでしょうね。彼女の歌声がやはり全ての歌唱を上回るように思います。個人的には楽しめましたが。


さらに詳しい情報はコチラ≫


PR
COMMENT WRITE













COMENT
TRACKBACK
この記事にトラックバックする: