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トリビュート・アルバムの名作・迷作の紹介
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ソー・アメイジング~オールスター・トリビュート・トゥ・ルーサー・ヴァンドロスソー・アメイジング~オールスター・トリビュート・トゥ・ルーサー・ヴァンドロス
オムニバス
BMGファンハウス
発売日 2005-10-26




個々の出来はいい 2005-11-03
唐突だが、絶対に有り得ないが、もし自分がルーサーのトリビュートアルバムに参加できるとしたら、どんな音作りをするか考えた事はあるだろうか。方向性はだいたい2つに分かれると思う。一つは、マーカス、ナット・アダレイJr、バディ・ウィリアムス、ポール・ジャクソンJr等の「ルーサー’sベーシックバンド&N.Yシンガーズ」のオケで歌う、というもの。もう一つは、自分のバンドを率いて、または、自らや、信頼できるパートナーとの共同制作により、少人数でトラックを仕上げる、というもの。もう一つ、「プロデューサが持ってきたヴォーカリスト、サウンドクリエイターで短時間短納期で高品質に仕上げる」というのがあるが、これは、本質的なアルバム製作コンセプトから著しく逸脱している為省かせて頂く。このトリビュート作の方向性は、一部の例外はあるにせよ、この「省いた方向性」で、あえて製作されているのではないだろうか。大々的に「ルーサー・トリビュート」と言うと、看板ヴォーカルの人選だけで様々な解決不能問題が生じる為、製作者はどの方向性にしろ頭をかかえねば成らないが、ここまでまとめらた手腕には敬意を表したい。ルーサーのアルバムの傾向で言えば、"Songs"や、自分の名前をタイトルにした2001年のアルバムに近い。これら2作に、「う〜ん・・・」と、思った人には、昨年出た、"Forever,For Alwys,For Luther"をお勧め。


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ルーサー・ヴァンドロス・トリビュートルーサー・ヴァンドロス・トリビュート
オムニバス
ユニバーサルクラシック
発売日 2004-07-21




買っとけって 2005-08-15
トリュビュートアルバムはかくあるべき、というお手本のようなアルバム。しかし買う迄は、Lutherの2大ブレーン、M.MとN.Adderley,Jr.が不参加、という事で、一応、Luther好きだし、インスト好きだし、お祭りモノだから買っとこう的なノリだった。し・か・し、アレンジャーのRex Rideout。コイツは只者じゃないよご同輩。1998の"I Know"から参加のLutherブレーンの一人。このアルバムのすごい所は、Lutherの歌さえ乗れば、Lutherのアルバムになってしまうんじゃないかと思う位、よく出来てる。Mixは当然のようにRay Bardani。Lutherのアルバムの音がするのも頷ける。参加者もLutherのトリュビュートというだけあって気合入ってる。つうか、皆Luther好きなんだよ本当に。と思わせてくれる程、原曲の雰囲気を大切に音を紡いでる。圧巻なのはやはり、"Never Too Much"だろう。Paul Jackson,Jr.のトリュビュートなのだが、バックの面子に嘆息、Michael WhiteにSekou Bunchだって。正真正銘100%N.Y.印グルーヴ(ちょっと枯れ気味だがそれがまた・・・)。Buddy&Marcusに匹敵する名ボトムを叩き出してる。単純に、Lutherのアルバムで、この組合せが”無い”方がおかしい気さえしてくる。もう1曲、L.Hathawayの表題曲、自分のアルバムに入れたくなるのも道理。そう言うニクい心配りができるRex Rideout。まだ買ってない人で、Luther好き、特に彼のサウンド面が好きな人は絶対買いです。


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